2017年06月 / 05月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

2017.06.25 (Sun)

人間臨終図巻 上


人間臨終図巻 上
(2014/1/25)
山田風太郎

あの人もこの人も、
かの人もその人も、
みんなみんな死んでいる。
ご臨終を迎え終わっている。

まだ生きているから、
まだ彼らの列には加わっていないから、
集めて並べて眺めて吐息をつこう。

今日はまだ自分の番ではないと盲信して。

スポンサーサイト

テーマ : 読書感想 - ジャンル : 本・雑誌


11:30  |  や行その他  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2013.06.25 (Tue)

サイコトパス


サイコトパス
(2013/12/15)
山田正紀

どこで、ならば簡単だ。
トンネルで、病院で、教会で、工場で。
どうやって、にだって答えよう。
刃物で、鈍器で、紐で、車で。

だからどうか勘弁して欲しい。
なぜ、と問うことだけは。

テーマ : 読書感想 - ジャンル : 本・雑誌


11:59  |  や行その他  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.02.09 (Thu)

トロンプルイユの星


トロンプルイユの星
(2011/2/25)
米田夕歌里

大人しい子羊のまま、
迷い、そのたびに導かれ、
弱く鳴き、やがて死ねば、
彼は満足するのか。

彼が手を伸ばしてきたら、
噛みついて逃げだそう。
たとえその先が別の放牧地でしかなくても。

テーマ : 読書感想 - ジャンル : 本・雑誌


05:38  |  や行その他  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.12.03 (Sat)

償い


償い
(2003/6)
矢口敦子

一程度の残虐非道をなせば、
その先はいくらやっても同じ、なんて
そんな理屈はないし、
ささいな過ちであっても、
罪悪感と行為は別の場所にある。
その意味で、罪に上限はない。

極刑という言葉の虚しさ、
償いという言葉の怪しさが、そこにある。

テーマ : 読書感想 - ジャンル : 本・雑誌


23:04  |  や行その他  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.06.14 (Tue)

ひとたびバイクに


ひとたびバイクに
(2008/2/16)
山田深夜

風を切って雨をはじいて、
彼らは走る。
肺が吐く熱い息の代わりに、
鉄馬が排気をたなびかせる。

旅が彼らを呼ぶ限り、
ライダーたちは愛馬を駆るだろう。

テーマ : 読書感想 - ジャンル : 本・雑誌


19:57  |  や行その他  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
 | BLOGTOP |  NEXT