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2010.01.31 (Sun)

まとちゃん/ちろちゃん①


まとちゃん
(2006/11/9)
結城心一

宇宙の彼方の星雲の名をもつ女の子は、
日々、目を凝らす。
地面の上に、石の下に、緑色の水の中に。

愛してはいないけれど、
大好きな奴らに手を伸ばすため。


【More・・・】

何マンガかと言われれば、
小学生女子虫マンガ。
あと若干戦隊ヒーローとか。
そんな風に分類されるマンガはこれくらいだろうけれど。
でもそうとしか言いようがない気がする。
何しろ出てくるのは、
虫大好き少女、高原馬頭子・まとちゃんと、
虫が大嫌いなやちほ先生と、
虫が嫌いだったり、時々ダイモンジャーになる友だち数人と、
あとは、虫。ひたすら虫。ときどきナメクジ類。
虫は特に好きではありませんが、
毒があるのとG以外は大抵触れる人間なので、
恍惚として虫に手を伸ばすまとちゃんの気持ちも、まあ分かる。
みっしり詰まったハチの王さまに、
ヒュっとなるちろちゃんの気持ちも分かりますが。
あれ、まとちゃんどうやって入れたんだろう…。

虫好き、というと
彼らを愛玩して飼うタイプと
注射器と虫ピンを愛用するタイプがいるのかもしれませんが、
まとちゃんはどちらかといえば、後者。
でも、整然と並んだ標本になんか多分興味がない。
彼女にとって虫は、手を伸ばして触り、
ときに戦わせて片方が食われるのを眺め、
ときに黒板消しを掃除させるもの。
集めるという点では同じでも、
その収集場所は、
ふでばこ、プール帽、虫回収箱、黒いビニール袋…。
愛でる気なぞさらさらなく、あるのは衝動だけ。
「虫は好きだけど、愛してはいません」
さらりとそんなことを言う彼女を、気がつけば好きになっている。
チョーク入れの中にナナフシを入れる子が生徒にいたら大変だろうけれど。
やちほ先生、よく頑張ってるなあ。
虫界に送還されてしまったけれど。

「ちろちゃん」は、
転校生ちろちゃんとまとちゃんの戦いの日々が描かれて…。
というのは半分は本当ですが、
基本は「まとちゃん」路線を続行しながら、
「デレ期はない」らしいちろちゃんの日々の話。
虫の話が減って寂しいなあとか思う辺り、
かなりまとちゃんに毒されてる気がします。
虫分が減ったのは、最初は小学校低学年だったのが、
さりげなく小五くらいに成長しているので、
まとちゃんも虫熱が収まってきたから、という訳でもなく、
単に視点の変化の問題という感じが。
まとちゃんはちろちゃんの一友達の虫好き少女なので、
そうそう虫虫しているのもどうかという話。
まあ、ちろちゃん①の表紙なんか見ると
明らかにまとちゃんの攻勢に主人公負けてますが。

むちきん係「長」であることを誇るちろちゃんも変だし、
もちろんまとちゃん自体がかなり変わってるんですが、
「ちろちゃん」で登場した、下級生のくしちゃん。
彼女がまた強烈な子で、若干怖い。
小学一年生にして、なんだろうこの完成したヤバさ。
あたまの中の人の思想怖いし、うふふって笑ってふらふらするし、
雨見てよだれ垂らすわ、ナメクジは「まだ」食べたことありません、とか。
というかあたまの中の人って、何なんだ…。
虫拳のグリコ、ナメクジの「な」で、
「ななほしきんかめむし」とか言うまとちゃんが可愛く見える不思議。
かえるの「か」なのに、どうしてそんな言葉を思いつくんだこの子は…。

「ちろちゃん」はまだ続いているようなので、
妙ちきりんな女の子たちのその後を追ってみることにします。
このまま大きなっていくと中学、高校と行ったりするんだろうか。
一番将来が心配な子とは離れることになるけれど。

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