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2010.03.16 (Tue)

萌え男子がたり


萌え男子がたり
(2009/10/28)
中村 明日美子阿仁谷 ユイジ

犬なら、
大きくて足太くて若干阿呆な子にぐっとくる。
巻き尻尾だと尚さら。
猫なら、
単色で目つき悪くて甘え下手だとメロメロになる。
プライドばかり無闇に高い性格だと一発K.O。

人なら、
…詳細は脳内の無法地帯に留めておきます。

【More・・・】

言いたいことはとてもよく分かる。
内容や趣旨が一瞬で伝わる。
そしてそれがとても大事であることも、承知。
ただ、もうちょいどうにかならないだろうか。
買いにくいことこの上ない、このタイトル。
「萌え」って、なんだかなあ。
別の言葉で表せないもんかなあ。
とか、過剰な自意識総動員で無駄な抵抗をしてみる。
買ってる時点でそんなものアホらしいんですが。
だって、実際面白かったし。
いい値段だけど、フルカラーで豪華だし。
王道もいばら道も、前人未到の細道も覗けるし。
結論・無駄な抵抗はやめて投降しなさい。
はい、そうします。

52人の漫画家さんが、
自分の中のいかんともしがたい萌えを語ってます。
ただ残念ながら、名前を知ってる方はほんの数名。
それぞれの作品と語りを比べたりすれば、
さらに楽しいんだろうなあとは思いますが。
短い著作紹介なんかも載っているので、
その楽しみ方は追々作品を探してからにすることにして、
さて、その「萌え」の内容の多様なことと言ったら、
索引つきで辞典化したくなるくらい。
たとえば、た行なら
「だらだら男子」「天パ男子」
「特殊部隊男子」「たまにメガネ男子」などが並んでる、みたいに。
例文が載っているべき場所に、
現実を離れたそれぞれのベストシチュエーショエンを載せて、
対義語とか参照すべき関連ある男子とかを→でつないだりして、
いっそ三角関係みたいにループしてもいい。
誰かそんな本作ってくれないかなあ、という妄想。

市民権を得つつある種の男子諸君でも、
その詳細は人それぞれに違っているのがよく分かった。
メガネだろうがスーツだろうが、
実際にその種類が星の数ほどなのと同じくらい、
柄や形は言わずもがな、着こなしやその内面まで、
人の好みはまさに千差万別。
あえてくくるなら、やはりギャップなんだろなとは思う。
「…なのに~!」という感じには、
萌えなんて言葉が定着する前から人は弱いらしい。
おそらくは女子だけでなく、男子も。
その辺のメカニズムを研究してる人もいそうだなあ。
まあ、あらゆる期待を裏切るギャップも魅力的だけれど、
胸やけするくらいのベタさもそれはそれで、とか思うあたり、
自分の業の深さにため息をつきたくもなりますが。

「…男子」という呼び名は、
曖昧で個人的な嗜好の世界を分類して、
さらにラベルを貼って整理することのはずなのに、
分類しすればするほど複雑に分岐していく。
そもそもジャンルやカテゴリーというものを信用できない者としては、
その傾向は至極当然に見えたりします。
とはいえ、やはりカテゴライズは多分必要なんでしょう。
語る、ためには。互いの業の深さを笑い合うためには。
一人で楽しむのは大いに結構で、
自分自身その傾向の方が強い気がするんですが、
それでも語り合うことの楽しみは捨てがたい。
同調するにしろ、反発し合うにしろ、
それはみんな語ってこその反応なワケで。
この本を片手に誰かと語り明かしたくなりました。

ちなみに一番ぐっときたのは、
「爬虫類系男子」だという…。
同類がいるって素晴らしい。

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