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2009.05.05 (Tue)

ケルベロス第五の首


ケルベロス第五の首
(2004/07/25)
ジーン・ウルフ

「完璧な模倣」
原住民がそれを成し得たならば
彼らは人を模倣したとき、その能力を失う。
そんな能力は進化の原則に反する。

…ヴェールの仮説に対する反論。
そして、322ページ中分かったといえる、全て…。

【More・・・】

地球から20年かかる距離ってどれくらいなんでしょう。
時速100kmの車でノンストップで行ったとして…、1752万km?
光速で行けば1分かからない距離ですが、
主観的な時間にすると、それは六カ月の旅だそうで。
えっと、つまり、どれだけのスピードで進んでいらっしゃる?
とりあえず、いまいち想像できません。
そして、そんな場所で繰り広げられる原住民にまつわる物語も
自分には同じように想像の外な感じでした。
どうやらSFの素養に乏しいようです…。

一応三つの中編がリンクしていることは分かったんですが
結局どこに話の中心があるのか掴めないままに終わってしまったという。

遠未来に人類の一部ががはるか遠くの惑星に移住していること。
その中の双子惑星が舞台であること。
惑星にはかつて「アボ」と呼ばれる原住民がいた、らしいこと。
アボの存在(あるいは非存在)がキーになっていること。
は、なんとなく了解しましたし、
アボにまつわる伝説、ヴェールの仮説、<犬の館>、闘奴、星船…
荒野をゆるやかに川が流れ、姉妹世界が青く満ち欠けする風景。
これら一つ一つは魅力的でそそられるのに、
いかんせん、それらが成す物語全体となると、うん?となる。
なんだか、要素が魅力的なだけに悔しい。

訳者の解説によると
(と、引き合いに出す時点で分かってない訳ですが)
三つの話は「アイデンティティの探究」が共通テーマになっている、らしい。
名前のない「私」が語り手だったり、
失われたはずの双子の片割れに殺されそうになったり、
雑多な記録によって、点描のように人物が浮かんだり。
そういう目で読めば、そうかもという気もするけれど
つまりはそういう目で読まなければ、そうじゃない気もするということで…。

いい加減うだうだはやめて、簡潔に、正直にいきましょう。
この本は…、理解できませんでした!とさ。
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