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2010.09.11 (Sat)

PSYREN another call1 紅蓮の聖誕


PSYREN another call1 紅蓮の聖誕
(2010/09/03)
SOW

大地は割れ、大気は濁り
文明の象徴は崩れ落ちて、
おそらく、人の世界は終わっている。

それでも、明日のために闘う彼ら。
それぞれの「あの日」、もう一つの物語。

【More・・・】

漫画から、活字以外を取り払ったら、
もうそれは漫画とは別物で、
漫画のノベライズを手に取るとき、
その辺りは割り切っている。
元の作品が好きだから買うのだけれど、
言ってしまえば漫画的面白さは期待していない。
その意味で、原作の好きが過ぎて、
衝動買いしてしまったコレも、
やはり漫画とは違うと思いながらも、
コレはコレで十分ありだなあと思った。
要は、思いの外面白かった。
うにゃあ!な雨宮さんは可愛かったし、
侠な影虎さんには痺れた。
どこの回し者でもないけれど、
衝動買いもいいものだと思った。

宣伝のラインナップを見た時は、
正直に言って、大丈夫か?と思った。
・アビスと夜科のデート「キスしてほしい?」
・影虎さんと祭先生の出会い「闘う侠」
・フレデリカの過去「紅蓮の聖誕」
・弥勒とある少女の話「終わらない詩」
確かに本篇では語られていない部分で、
今の話の流れからすると、
語られないままの可能性も大なワケですが、
だからと言ってどうしても知りたい話でもなく、
需要があるのか本気で心配しました。
ただまあ、確実に自分には需要があったので、
同じような人間が全国にたくさんいることを祈るばかり…。
合間のヴァンの絵日記とかも楽しいですよー…。

四篇の中では断トツで影虎さんにやられた。
ちょうど本誌の方でも、
また祭先生関連で格好よさ爆発だったので、
二重にこの凶相の男にしてやられてた感。
弱きを助け強きをくじくだけじゃなく、
今あるようにしか生きられない自分を恥じるなんて、
どこまで格好いい男なんだ影虎さん。
そういえばジュナスと出会ったときも、
小さい子供に対してかばう姿勢を見せていたけれど、
亜澄のことがあった過去と合わせると、
なんだか感慨深いなあ。
まあ、そんな「侠」な影虎さんの価値観を、
一蹴のもとに打ち砕く祭先生は、
まさしく言葉通りのイイ女だと思う。
雨宮さんでなくても憧れるのが分かる。
影虎さんみたいな男なら、そりゃ惚れるわな。

フレデリカが過去と向き合う話や、
ヴァンの絵日記を読んでいると、
人一人が帰って来なくなるということが、
どれほど周囲に傷を残すのか、
その痛みに耐えて、世界の滅亡を越えて、
エルモアウッドの子供たちがどれほど頑張ったのか、
その辺りのことを考えて、胸が熱くなった。
一人娘のお父さんのようなシャオの心配も、
誰かを失うということに敏感な彼らだからこそ、
ほほ笑ましいようで、痛々しい。
未来世界が転生の日以前の通りになるなんて、
そんなことは絵空事だといことくらい、
多分彼らはちゃんと分かっている。
それでも、生き続けることをやめないために、
希望に手を伸ばし続ける子供たちが愛おしいと思った。

さりげなくanother call「1」とあるので、
なんとか2以降が出ることを期待。
そのためにも本篇には頑張って頂かなくては。
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