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2010.11.29 (Mon)

フルメタル・パニック!1 戦うボーイ・ミーツ・ガール


フルメタル・パニック!1 戦うボーイ・ミーツ・ガール
(1998/9)
賀東招二

二人は異なる世界に住んでいる。
一人は退屈で平和な学園に、
一人は死を傍らに置いて戦場に。

互いの世界を持ち寄って、
二人は一緒に駆け抜ける。

ラブコメの世界を。


【More・・・】

98年の出版なのか、これ…。
十二年前、ちょうど一周りというと、
赤ん坊も中学校へ入ろうとするくらい。
通りで絵柄とノリが懐かしいはずです。
当時から知ってはいたものの、
読むには至らないまま、
あれよあれよという間に巻数が増えて、
大人気作になって、はや十二年。
今さらながら手にとってみると、
色気や恋愛要素は二の次にして、
このまさに、な感じのドタバタ感、
これこそラブコメだよなあ、とか思った。
まあラブコメの何たるかを語れるほど、
物を知っている訳でもないんですが。
ただクルツ的下世話さでボーイとガールを見て、
にやにやするくらいには年食ってる自信はある。
十二年、ひと昔できかせるには無理があるか。

それほど高くないラブコメ素養で考えると、
やはりヒロインの魅力は重要だと思う。
外見の可愛さのことは、
絵描きさんたちの腕に任せるとして、
ドタバタを起こすにしろ、
誰かが起こしたそれに悩まされるにしろ、
彼女を応援できなければ、
笑うことも気の毒がることも難しいわけで。
その点で千鳥かなめは、
全くもって文句のつけようがなかった。
寂しい家庭の事情にも関わらず、
まさに竹を割ったような性格と物言い、
決断力と行動力はほいほい付いていきたくなるほどだし、
終盤で見せたタフさも頼もしい。
こういう子がもし同じ教室にいたら、
クラスに締まるだろうなあと思う。
ラブコメ補正のことはとりあえず横に置いておこう。

対してラブコメのラブの部分よりも、
むしろコメの方の担い手として非常に頼もしいのが相良宗介。
この人の言動を見ていると、
なんだかガンダムWのヒイロを思い出します。
ヒイロはここまで戦場の習慣に侵されて、
一般常識が欠如してはいなかったと思うし、
宗介の躾を間違った犬みたいな性質は、
あの硬派さとは違う気もしますが。
ただ、そんな宗介が戦場に戻ったときの、
エキスパートそのものの動きには、
不覚にも格好いいとか思ってしまった。
とはいえ、ヒーローたる宗介よりも、
突然放り込まれ爆煙の中で、
認識を改めて、己の弱さを認められるかなめ嬢の方が、
残念ながら格好いいなあとか思うんですが。
やはり犬の飼い主はこれくらいでないと。

学園で起こるラブコメ部分とは別に、
宗介のホームグラウンドである戦場では、
存外がっつりロボットをやってくれたので、
なんだか得した気分だった。
ASはイメージ上スマートなパトレーバー。
空も飛べないし無色の盾とかも張れないので、
サイズ的にもそんな感じかと思っているんですが、
科学の外にあるような新型のあの仕様は、
ちょっと生物っぽくてファフナを思い出したり。
そもそも兵器の「スレイブ」っていうのが、
そういえば気持ち悪い発想だなあという気もします。
ミスリルという組織にも艦自体にも、
まだまだ謎が残されているので、
その辺はまた次巻以降ということ、なんでしょう。
まあ、この先どのくらいの割合で、
ラブコメと戦場が交叉するのか若干不安ですが。

なにはともあれ、
残念極まりない美青年クルツと、
格好いい上司代表マオと、
それから宗介のチームが大好きです。

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テーマ : 読書感想 - ジャンル : 本・雑誌


19:51  |  賀東招二  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

長編に学園コメディー要素があるのは2巻目ぐらいまでだけどな
絵フロン |  2010年11月29日(月) 20:12 |  URL |  【コメント編集】

●Re:

そうなんですか。楽しみです。
あこん |  2010年12月01日(水) 00:54 |  URL |  【コメント編集】

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