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2010.12.19 (Sun)

フルメタル・パニック! 放っておけない一匹狼?


フルメタル・パニック! 放っておけない一匹狼?
(1998/12)
賀東招二

爆撃・狙撃その他や
潜水艦、人型の大型兵器には、
ちょいと袖に控えていて頂きましょう。

舞台に踊るは、
学生諸君の輝く笑いの日々。
切った貼ったではなく、
好いた惚れたの出番です。

軍曹には対人粘着地雷くらいで我慢して貰います。

【More・・・】

異星人は星を侵略する。
でなければ、原住民に捕えられて、
ひどい目にあったりする。
衝突もないまま友好を結ぶ、なんて
ホーガンのシリーズは別にして、
そんな話は滅多に聞かない。
もちろん物語の中の話だけれど。
どちらのパターンにしろ、
異なる地盤を持つ者を排斥する動きで、
根っこのところにある感情は同じなのだと思う。
そうすると、宗介を異星人だと思ったのは、
ちょいと見当違いだったかもしれない。
侵略の意思もなければ、
「原住民」に排斥されもしない。
歩み寄ろうとした結果、鉄拳は食らうにしても。

とまあ真面目くさって始めてみましたが、
今回は長編シリーズとは分離した、
短編ラブコメ第一弾、らしいので、
あまり考え込まずに読みました。
舞台はほぼずっと学園と、おとぎの国。
好いた惚れたがある一方で、
みんなで海とか写生会とか、なんとも軽いノリ。
四次元ポケット持ってんのかってくらいの、
危険極まりないものが宗介の懐から転がりはしても、
軍事ヘリやアームスレイブは出てこない。
多少変なスイッチは入っちゃったようだけれど、
かなめがトリップしちゃうこともない。
しみじみと平和だなあと思う。

前にもちらりと出てきてましたが、
今回妙に出張ってきたのが、生徒会長様。
本文中には(多分)記述がないものの、
表紙のこの人の白い学ランを見て、
クロマティ高校の北斗を思い出しましたが、
言動からして似た人種の雰囲気が。
まあ、あれよりは人望がありそうだけれど。
宗介が異星人染みてしまうのは、
もちろん彼の経歴に原因があるワケで、
詳しいことはまだ分かりませんが、
下駄箱を爆破しても仕方ない部分も、
おそらくあるんだろうとは思う。
でもこの生徒会長、林水は、
現代日本で育った一高校生として甚だしくどうなんだ…。
一高校生ではない何かしらの設定が、
後々出てくるのかもしれないけど、
それにしても副会長に同情申し上げる。

巻末書き下ろしの「シンデレラ・パニック」は、
もはや王道のシンデレラパロ。
まさか宗介が下の人間を使って、
想い人を探すような王子をやるとは思わないけれど、
そこにキョーコを持ってきますか…。
男なら他にも、と思ってみたけれど、
そういえば学園パートで男というと、
林水生徒会長と風間くらいしかいないのか。
あとは写生会の折に大量に出てきたクラスメイトとか。
クルツ王子も愉しそうだけれど、
あれは基本戦場パートの人間だし、
何より魔法使いが城を爆破する事態になりそうなんで、
まあ結局妥当な配役だったのかも。
実際(?)に文化祭とかで劇の役をふられたら、
宗介はあんな風になるんだろうなと思った。
誰も魔法使いなんて大役ふらないとは思うけど。

肩書の重みは人を増長させる。
言い換えると、調子に乗らせる。
生徒会長殿は分かっててやっている気がする。

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