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2011.01.17 (Mon)

フルメタル・パニック! 自慢にならない三冠王?


フルメタル・パニック! 自慢にならない三冠王?
(1999/10)
賀東招二

敵は至るところにいる。
危ない思考回路の教師や、
すれ違う恋心、
あるいは迷惑な劣等感。

けれどもここは天下の日本、高等学校。
殲滅作戦など実行しなくても、
少しの機転と心の余裕だけで、
十分敵とも共存していける。

宗介の武装解除の日は遠そうだけれど。


【More・・・】

「すれ違いのホスティリティ」
退屈や睡魔との戦いが始まる午後、
それを乗り越えるためには、
昼飯の内容は確かに重要だと思う。
お腹が膨れれば眠くなる、
という話もあるけどそれはそれ。
にしても陣代高校の皆さま、飢えてるなあ。
ひとり暮らしをしていると、
どうしても朝飯はないがしろにされがちで、
高校生では少数派のはずのかなめ嬢が、
駐輪場の屋根を走ってしまうのはまあ分かる。
そういうショートカットができる身体能力さえあれば、
自分だって学生時代はしていたでしょう。
一回威嚇射撃したくらいで、
今回は宗介は騒動を起こすことなく役職を全う。
危険分子の排除、御苦労さまです。

「雄弁なポートレイト」
長編1での見上げた根性を見せた神楽坂先生。
宗介のような異様な生徒をクラスに抱えている以上、
多分普段から心労が絶えないだろうに、
さらに付き合ったら合ったで、
面倒と騒動のるつぼと化しそうな人に恋するなんて。
かなめ嬢も相当だと思うけれど、
この先生もなかなかの苦労体質っぽいなあ。
ごちそうさまでした、センセイ。
水星先生と神楽坂先生の間を渡す伝書鳩に、
宗介を使う選択は、明らかに判断ミスだと思う…。
確かに一周ぐるっと回って、
短編1では水星先生と宗介は奇跡的に合ったけれども。
対面の会話さえままならないのに、
伝書鳩、しかも細かな心遣いが必要な、恋の。
作戦の失敗は目に見えてる、爆笑をありがとう。
ロマンチックが止まらないぜ。

「暗闇のペイシェント」
これだけ頻繁に騒動の後始末に駆られ、
日に何度もハリセンを炸裂させてる割に、
かなめ嬢も諦めませんなあ、
宗介の「普通」のリアクションを。
しかも怪談だの肝試しだのなんて、
どう考えても期待通りにはいかないのに。
でもまあ夜の散歩で見れたものは、
かなめ嬢的には結果オーライなんでしょう。
プロの戦闘員としてはどうかと思うくらいに、
かなめの血濡れの姿にあたふたする宗介には、
なんだかニヤニヤが止まらなかった。
しかも最後にいっぱしの照れまで見せてくれちゃって、
忠犬・宗介のスキルには感心する。

「猫と仔猫のR&R」
今のところあまり触れられていないけれど、
十七歳の艦長・テッサの苦労は、
多分相当なものだろうなと思う。
どういう経緯で今の位置に来たにしろ、
莫大な費用と何よりたくさんの命をその背に負っていて、
その上仕事場はおじさんばかりで、
小娘であるだけで無駄な苦労が生じたりもするはず。
だからと言って周囲にあたって仕事に障りを出したり、
自分を卑下したりできるほど、
テッサは子どもじゃない、何しろ聡い子だし。
だから相手が部下で年上のお姉さんとはいえ、
口喧嘩してこじれられる相手が傍にいることが、
なんだか妙に嬉しくてほほ笑ましかった。
前から気に入ってたんですが、
このキャットファイトで見えた彼女の気遣いと強さに、
ますますマオが好きになりました。
どんどん男どもをヒヤヒヤさせてやればいい。

前から気になっていたけども、
黒でさえほぼ絶滅したというのに、
白なんて奇跡的だと思う。
え、ブルマの話ですが?

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