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2011.03.31 (Thu)

BUTTER!!! 2巻


BUTTER!!!2
(2011/1/21)
ヤマシタトモコ

楽しくないよりは、
もちろん楽しい方がいい。
だから辛いよりは、
楽な方がいいかと言えば、
必ずしもそうではない。

楽しくなるために、
100%を出し切るために、
戦え、ダンス部。


【More・・・】

基本の表情がつまらなそうな二宮先輩でさえ、
頬をピンクに染めてちょっと笑うくらいだから、
踊るってのは楽しいことなんだろうなと思う。
体育祭のフォークダンスは、
手を繋いだり回ったりが気恥かしくて、
ろくにダンスそのものに気を払ってなかったけれど、
応援合戦は大したステップも何もないのに、
全員で気合いを入れて叫んだり、
ウェーブのタイミングがうまくいったり、
そういうことだけで無闇に楽しかった気がする。
夏が合体とか言って端場くんを吹かせてたけど、
多分「楽しい」の大事な要素は「一体感」で、
一対一で呼吸を合わせるダンスには、
もしかしたら集団とはまた違う一体感があるのかもしれない。
「息が合った」よりももっと深いところ、
「理解し合った」くらいの喜びが。
なんてことを思ってしまうくらい、
踊っているときの彼らは楽しげで羨ましい。

1巻は主に端場くんのモヤモヤの話でしたが、
今回は大方ダンス部の元気印・夏の話。
人前で固くなったり、その結果すっ転んだり、
緊張すれば当たり前のことだと思うけれど、
普段の元気っ子ぶりの裏側に、
失敗したくないとか恥かきたくないとか、
そういう普通の怯えみたいなものがあるのが、
夏には悪いけれど、なんだか良いなあと思った。
何にも悩まず天真爛漫で突き進んで、
しかもそれでうまくやる高校生なんて、
一握り、いや全くいないだろうと思う。
失敗して笑われたり、知らずの内に誰かを下に見たり。
それは褒められたことではないかもしれないけど、
多分「普通」はなんでも平均的にできることではなく、
プラスとマイナスの総計のことで、
だから夏も愛おしいくらい普通なんだと思う。
まあ自分が普通だってことを認めるのは一苦労だとも思うけれど。

入部当初は夏にイニシアチブを取られっぱなしだった端場くん。
今回は怯んで見栄張って落ち込む夏に対して、
かなり踏み込んで打開しようとしていて、
本当に掛井くんの言う通り、誠実だなあと思った。
あと、なんだか知らないけどナイーブになってる女子に向かって、
あんだけズバズバ言って欲しくないことを言うとは、
端場くん、いい度胸してると思う。
基本的に夏は言葉が足りな過ぎるし、
端場くんは語彙は豊富なくせに言い方とタイミングが悪いしで、
なかなかうまくもいかないけれど、
それでもペアとなんとかうまくやろうとしているからこそ、
周りがフォローも入れてくれるんでしょう。
高岡先輩の「まあまあ」と言い、
柘さんと掛井くん召集の会議と言い、
みんながさりげなく決定的な亀裂を繕ってくれている。
まあ今回の一番の援護射撃は谷渡さんでしょう。
逃げ出した夏への対応の速さといい、
端場くんの言いたいことを察知する勘といい、
ダンス部の外に好きな子ができました。

夏が復活して、文化祭に出ることも決まって、
さていよいよ本格的にダンス!かと思いきや、
今度は柘さんが谷底へ落ちて行きました。
コンプレックスはダンスのおかげで克服されつつあったのに、
秦なる男のせいで振り出しに戻って、
もう全く余計なことをしやがる。
柘さんのコンプレックスに対しては、
二宮先輩がさりげなく気を遣ったり、
鬼田先生も一応考えてくれてるっぽいけど、
それこそ柘さんの問題、誰に解決できることでもないので、
柘さんが頑張るしかないんでしょう。
先生が言っていることももっともなんだけれど、
「大人になったら」とか「いずれ」なんていう仮定は、
柘さんの言う「いまつらい」ことに対しては無力だと思う。
それでもなんとか踏ん張ってほしいもので。
あと秦くんは笑ってしまうくらい分かりやすい。
鬼田先生の「へー」が空々しいったらないな。

イケてる女子と喋り慣れてなくて、
なんかジャンプが固くて、
たまに二次元に帰りたくなる、
そんな端場くんが好きです。

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テーマ : 漫画 - ジャンル : アニメ・コミック


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