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2009.07.04 (Sat)

ホーキング、宇宙を語る ビッグバンからブラックホールまで


ホーキング、宇宙を語る ビッグバンからブラックホールまで
(1989/06)
スティーヴン・W. ホーキング

頭の中に秩序を生むために
人間は
その億の億倍以上の無秩序を
宇宙に向けて放出するという。

変な罪悪感を感じる…。

【More・・・】

なんだか懐かしくなりました。
教科書で見かけた学者たちの名前、
分かるような分からないようなまま結果を覚えた実験の数々。
マクスウェルだの二重スリットだの、はてはシュレディンガー方程式だの…。
それが学ばなければいけない事柄だった頃は
面白さの前にもやもやした義務感が先だって
ろくにその不思議を思わなかったわけですが、
変なもので、自分で手に取りさえすれば
なんでしょうこの、めくるめくと言ってもいいようなわくわく感。
これもホーキングさんの手腕によるのだとしたら、
すごい、としか言いようがないなあ。

正義のヒーローを鼻で笑うような
可愛げのない子供だった自分でも、
やはり「絶対無敵」には憧れがあった模様。
そのことを、第10章「物理学の統合」を読んでいて気が付きました。
宇宙を記述する統一理論が本当に存在するかもしれない。
それだけでなく、21世紀のうちに
人間がそれを知ることになるかもしれない。
不覚にも、ぞくぞくしてしまった。
ヒーローはいつも助けにきてくれるわけではない。
そのことを経験的に知っていても
彼らの存在自体が子供たちを支えるように、
宇宙に関する絶対無敵の真実の存在は
自分の何かを支えてくれる気がする。
多少センチメンタルな解釈かもしれませんが。

出てくる数式がたった一つとはいえ、
残念ながら全てを理解できたわけではありませんで。
多分、整然とした「理論」に沿ってはいるんでしょうが、
日常的な感覚からべりっと剥がれたようなものが出てくると
途端に「え?」となって、思考が停止。
何度同じページをさまよったことか…。
そもそもここでの理論のほとんどは
はるか彼方の時空か、でなければ極小の世界のことなので
そこに「日常」を求めること自体無理があるのは分かってるんですが。

魔法とか超能力なんかの、見えない力。
それは多分在るんだろうな、とも思った。
理論物理関係の本を読んだ感想としてどうかと思いますが、
でも、重力や電磁気力なんかはそもそも目に見えないわけで。
それでも確かに存在している。
本当に決して見えないらしい量子が行き来して、その力は現れる。
それなら、杖の先や人の頭からそれに似た何かが飛んでも
おかしくないような気がする。
そんな風に考えるのは、自分にとっては量子も魔法も
存在を実感できないという点で大差ないからなんでしょう。
無敵の真実が手元に降りてくる日を
気長に待つことにします。

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