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2009.07.25 (Sat)

放浪息子 1巻


放浪息子1
(2003/7)
志村貴子

なりたいものにはきっとなれると、
小学校の先生は言った。
でも、性に合わない自称を使う子を
先生は叱った。

あの頃のやりきれなさを思い出した。

【More・・・】

彼らの気持ちを知っている。
多分とか、似たようなとか、
そういうあいまいさナシに、知っている。
自分の性を受け入れたくなくて、四苦八苦して
男として、また女として扱われるたびに
絶望のようなものを感じていた頃の話。
あの感覚を思い出して
なんとも苦しくなった。

女であることを拒否する高槻さんが
アホな男子にからかわれて泣いた理由。
そして一日でも学校休んだりしない理由。
そのあたりを自分に重ねて考えると、
その強さに憧れてしまう。
自分に厳しく人に優しく、かつ大胆で…。
高槻さんの将来が楽しみで仕方ないです。

でも、将来は不安でもある。
二鳥くんにとっても、高槻さんにとっても
ランドセルを背負って歩く頃はあっという間に過ぎる。
やがてもっと強制的に、そして当然のように
自分の体の性を受け入れた振る舞いを求められる時期がくる。
まあ、その数年間を過ぎれば
自分に正直に生きようと思えば、
自分の責任でそうできるようにもなりますが。
二人にとってはその数年間がきっと長い。
心配だなあ。

一方で中心の二人以外描写も、好きです。
「家にいくほど親しくないし」と言って、誕生会に来ない女の子も、
悪いことをしたという気持ちにぐるぐるする千葉さんも、
どうにも女子にちょっかい出さずにはいられない男子連中も、
ほよほよしたかわいい絵に妙にマッチして現実的だと思う。
彼らの中の誰か、または全員の位置に
一度は立ったことがある気がする。
小学生って、確かにこんな感じだった。
大人になるのは大変かもしれないけれど、
なってしまえば、少なくともなったことにしてしまえば、
ランドセルや学生服に時分より随分楽だなあ…。
まあ、そんなことを言われたところで
あの頃の自分がそれを信じたはずもないですが。

ひりひりと痛くて懐かしいものを思い出させられました。
それにしても、マンガばっかり読んでるな、最近…。
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テーマ : 漫画 - ジャンル : アニメ・コミック


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