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2009.08.12 (Wed)

蒼穹のファフナー

蒼穹のファフナー (電撃文庫)蒼穹のファフナー (電撃文庫)
(2005/01)
冲方 丁

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言葉の通りの、反転した世界。
その違和感を排除できない者は
戦えない。
生きて、いけない。

読み手も、そうなら。
私は向いていないらしい。

【More・・・】

ちなみにアニメの方は見てませんが、
まあ、それほど問題なく読めたので、
おそらくアニメの本筋とはずれてるんだと思います。
ただ、頭の中の人物像と
挿絵のビジュアルがあまりにかけ離れてしまって、
イラストが現れる度に違和感バリバリでしたが。
なんかみんな中性的すぎる…。

巨大ロボットを操縦して敵と戦う、というのを
かなり乱暴なロボットアニメの定義だとして、
この「操縦」という部分が変容すると、
なんだか気味が悪いものが現れるらしい。
エヴァでもそうでいしたが、
人の形をした人ならざるものが、
血を流すこと、脈動することは、とても気味が悪い。
それが大きいとなおさら。
彼らと自分との境が曖昧になるのが怖い、とも思う。
その意味で、「なる」ことで動くファフナーの存在は、
気持ち悪いと思った。
受胎だの血だの、そういう言葉で兵器と人を繋げて欲しくない。
悪い、とかじゃなく、ただ感覚的に嫌だと思った。

それから、一騎そのものにも、同じ感じを抱いた。
総士に対する感覚も、戦闘や自分自身対するそれも、
過去やもろもろを考え合わせれば、確かに分からなくはない。
罪悪感、諦念、自虐心etc.…
一騎の感情に名前をつけることも、できなくはない。
けれど、やはりそれは度を超していると思う。
もしくは純化されすぎている気がする。
そういう内面にも関わらずのあの外見だからこそ、妙に見えるのか。

同じように、
誰もかれも、ファフナーに関わる者たちのほとんどが、
なんだか、どこか一部分、飛びぬけてしまっている気がする。
才能とは別の、人間っぽさを薄めてしまうような部分が。
それがサヴァンという言葉でくくられる彼らの特性なら、
この物語を自分が違和感なしに読めないのは、
私が天才たちを理解できないってことの現れなのか。
そんなセンチメンタルは置いおくとして、
まあ要は、事と人の関係性が、
私の感覚から外れてしまっている。
≒製作者側とのずれ、なのかも。
うーん、なんとも…。

アニメを見れば、ずれが直るやもしれないので、
見てみることにしますかな。
悪化するかもしれませんが。

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